注文住宅の家づくりブログ

日々、注文住宅の家を建てている屋大工です。家づくりのポイントや業界情報、ぶっちゃけ話などを更新していきます。

住宅会社に相談をする前に必ずしておくべきこと

家づくりで失敗しないために、必ずやっておいてほしいことがあります。

 

それは、家族での話し合いです。

 

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住宅会社に相談する前に、住宅展示場を見に行く前に、できる限り何の知識もない状態で、話し合いをしておくべきなのです。

 

家づくりがはじまると、大量の情報が一気に押し寄せます。

住宅会社とのやりとりや住宅ローンの借り入れなどもありますから、ゆっくり自分のペースでとはいきません。

 

自分(家族)がなんのために家を建てるのか?

 

この核となる部分がしっかりとしていなければ、流されるままに家づくりが進んでしまい、誰のための家なのかがわからなくなってしまいます。

 

注文住宅では家を建てた9割もの人が、理由の大小はあれど失敗を感じていると言われています。

家づくりを始める前に、「なんのために家を建てるのか」を家族で話し合っておくべきなのです。

 

 

おかしな話ですが、話し合いの結果「家を建てる必要はないな」という結論に至る家族もいらっしゃいます。

 

これは極端な例でしょうが、人生最大の買い物で失敗をしないために、必ず話し合いの場を設けておきましょう。

台風被害で火災保険を満額適用するために注意すべきこと。

2018年9月の台風は非常に勢力が強く、被害に合われた世帯数も多くありました。

 

台風被害は、約9割が火災保険の対象になります。

今回の台風で一戸建ての外壁や屋根が壊れてしまった!
というような被害にあわれた世帯は、申請を忘れずにしてくださいね。

 

ただ、火災保険を適用させるには「台風被害による損害」を証明する必要があります。

写真や書類による証明がきっちりできないと、十分な金額がおりなかったり、ひどい場合は保険がおりない場合があるのです。

 

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素人が保険会社を納得させるだけの請求書を作るのは、なかなか大変なもの。
でも安心してください。


最近はプロが保険会社への手続きを代行してくれるサービスがあります。

せっかくの保険ですから、満額適用されるようチェックしてみてくださいね。

 

→台風・大雪・地震の物件被害調査プログラム

間取り作成ソフト 無料

注文住宅の間取り作成ソフトでは「せっけい倶楽部」というフリーソフトがおすすめです。

http://www.houtec.co.jp/club/

 

無料ツールの中では一番高品質であり、作成した間取り図を元に、3Dでリアルに描画できるところがポイントです。

 

また、他のお施主さんが作成した過去の作品集も見ることができ、とても参考になります。

 

間取りソフトは、3D機能を駆使することで、平面図ではなかなか気付けないメリット・デメリットに気づくことができるので、ぜひ利用してみてください。

注文住宅の値引きができるタイミング

以前の記事でも書きましたが、注文住宅の値引きは基本的にできません。

 

→値引きができない理由の記事

 

理由は、注文住宅にはそもそも「値引き」という概念が当てはまらなく、無理に値引きをしようとすると欠陥住宅になってしまう可能性が高いからです。

 

ですが、注文住宅にも値引きをしても良いタイミングが存在します。

それは、間取りや見積書などの計画書類が完成した直後。

 

計画書類が完璧で、後は計画するだけのタイミングで値引き交渉をすれば、住宅会社側も交渉に応じてくれやすいのです。

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図面上で家が完成していれば、金額面だけの交渉になりますから、余計な仕様変更もなく、問題は値引きをするか否かだけになりますからね。

 

「あとちょっと安ければうれしいんですけど」とひとこと言うだけでOK。

 

ここまできてNOと言える住宅会社はほとんどないのではないと思いますよ。

 

ぜひ家を建てる際に試してみてくださいね。

大工の腕を確認するには

最近の戸建て住宅は、完成度が大工の腕に左右されないよう規格化され、特にハウスメーカー系の注文住宅は、誰が建てても同じ家になるように工夫が施されています。

 

しかし、そんな現代の家づくりにおいても、欠陥住宅の事例が後を絶たないこともまた事実。どんなに高性能な家であっても、最終的には人の手でつくられている以上、作り手の腕に左右されているのです。

 

つまり、注文住宅で失敗をしない為に、家を建てる大工の腕は最低限確認しておく必要があります。

 

そうは言っても、「大工の腕の良し悪しなんてわからない」という方も多いはず。今回は、誰でもかんたんに大工の腕を確かめるコツについてお話したいと思います。

 

大工さんの腕を確認する為に絶対に見るべきは、収納やトイレ、二階の子供部屋などです。

 

なぜかというと、全ての職人が必ず手を抜く場所だからです。家を建てる仕事の中にも優先順位があり、全ての仕事を同じクオリティで仕上げることはまずありません。

 

昔から腕の良い職人は「重要な仕事は丁寧に時間をかけ、手を抜くべきところは抜く」ことができる人だと言われ、その「手を抜くべきところ」に該当するのが収納やトイレ、二階の部屋なのです。

 

つまり、その家を建てた大工さんの仕事の中で、一番あらっぽいのがこの3箇所。ここを確認すると、「この家を建てた大工の最低ライン」を確認することができます。

 

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この3箇所を素人目で確認し、「問題ない」のであれば、ある程度の腕をもった大工さんが建てた家だと判断できます。

 

逆に、素人目でも荒っぽい印象を受けたならば、その家は難アリな可能性が高いです。

 

完成途中の現場を確認する際に、ぜひ注目してみてくださいね。