注文住宅の家づくりブログ

日々、注文住宅の家を建てている屋大工です。家づくりのポイントや業界情報、ぶっちゃけ話などを更新していきます。

注文住宅 2000万円

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注文住宅を予算2000万円で最適な間取りにするにはどうしたら良いでしょうか?

 

家づくりの書籍などで間取りの勉強をするのもいいですが、まずは住宅会社に相談してみること=相見積もりがおすすめをおすすめします。

 

理由はふたつあり、予算が限られている場合、家の躯体にかかる費用と間取りにかけられる費用の割合が、住宅会社によって違うから。

 

また、間取りは採用している工法からも多大な影響を受けます。

同じ間取り案をもって行っても、住宅会社によって別の家が建ったりします。

 

これがまず相談してみることをおすすめする理由です。

 

2000万円で注文住宅を建てるなら、

1.予算2000万円で相見積もりをとる

2.その中から最適な提案をしてくれた会社と相談。

3.更に間取りを洗練していく

という流れが最も効果的。

 

それぞれの住宅会社が自社の強みを活かした間取りを提案してくれるので、その中から一番気に入ったところを選ぶだけですからね。

 

良い家を建てたいなら、まずは相談からスタートしてみてはいかがでしょうか^^

 

注文住宅 建売

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注文住宅にするか、それとも建売か。

 

残念なことに「建売住宅=粗悪品」というイメージを耳にすることがあります。

建売はパパっとつくられてしまうから、質が低く、欠陥も多い、と。

 

私の親族にも、自分の家が建売住宅であることに劣等感を抱いていた人がいたくらいです。

おおよそ、そのイメージもあっているのですけどね。

 

ですが、最近では高品質をコンセプトにしている建売住宅というのも多くなってきています。

周りの職人からも、「あの建売はいいよ」という話を聞くこともあるくらいですから。

 

建売住宅の強みは、シンプルな間取りで生産コストが低く、それに伴って人件費も安い。

建築業者が一括で土地を購入するので、その分の土地代も安いことがあります。

 

なので、満足できる間取りと質の建売住宅を見つけることができれば、注文住宅よりよっぽど安い価格で家を手に入れられる可能性もあるのです。

 

ここで私が言いたいことは、建売住宅の質も向上してきているので、注文住宅だけが全てじゃなくなってきているよ。ということです。

 

もし、注文住宅と建売住宅の2択で悩まれている場合は、どちらもちゃんと見学するなどして検討してみてはいかがでしょうか?

注文住宅 頭金 いくら

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注文住宅を建てる時の頭金はいくら用意すればいいのか、気になりますよね。

 

家づくり関連の書籍では、「総費用の20~30%」と紹介されることが多いですが、具体的な例とは言えず、参考になりません。

 

フラット35の調査結果から参照すると、注文住宅の頭金が相場が見えてきます。

 

土地購入者

頭金(万円)

頭金割合(%)

全国

450.2

11.1

首都圏

500.1

10.6

近畿圏

454.8

11.0

東海圏

456.6

11.2

その他地域

423.8

11.5

土地所有者

頭金(万円)

頭金割合(%)

全国

651.1

19.4

首都圏

769.7

21.2

近畿圏

698.7

20.5

東海圏

677.1

19.7

その他地域

578.9

18.1

 ※平成29年フラット35利用者調査から参照

 

注文住宅の頭金相場は、上記の通りです。

 

頭金の実際の相場は、総費用の10~20%といったところでしょうか?

 

近年、頭金の100%までをカバーできる住宅ローンが増えてきたため、頭金の金額が減少傾向にあるようですね。

注文住宅 1000万

注文住宅をできれば1000万円台で建てたいという世帯は年々増えているように感じます。

「年収300万円時代」と言われる時代ですから、当然の変化かもしれませんね。

 

1000万円で家を建てることを考えた場合、気になるのは耐震・耐火などの安全面。

そして、品質面だと思います。

 

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「1000万円で家を建てて、本当に大丈夫なのでしょうか?」

 

その質問に、私が大工としての経験から答えさせていただくと、問題はありません。。

 

なぜなら、今は建築技術が発達し、ハウスメーカーの大量生産体制も整った時代、

建売住宅ならほんの数週間で建てられてしまう時代です。

 

つまり、昔と比べ、家は安く建てられて当然な時代なのです。

 

ですが、注意点がひとつだけあります。

 

それは、しっかりと名の通った大手メーカーで建てること。

 

先述の通り、大手ハウスメーカー、ローコスト住宅に特化したメーカーなら、すでに1000万円台で注文住宅を建てるための生産システムが確立されています。

 

安くても耐久性があり、かつ効率的に組み立てられる建材が研究開発されているのです。

 

しかしそれ以外の工務店などに1000万円の家を頼んだ場合、工期や品質を削って予算を削減される可能性が高いのです。

 

通常の建材を使ってローコスト化は困難。

 

安さと品質、安心を両立するためには、明確な産業システムが確立された大手メーカーを選ぶことをおすすめいたします。

注文住宅 予算

注文住宅の予算を考える際、気をつけてほしいことがあります。

 

それは、「私はいくらくらいの家を建てられるのだろう」と考えてはいけない。

ということ。

 

どういうことでしょうか?

 

例えば、年収500万円の会社員が借りられる住宅ローンの最高額は、約2500万円と言われており、「2,500万円の家が建てられますね」という話になります。

 

ですが、それだけのローンを返せるかどうかは、各家庭の状況によって違ういますよね。

 

ここを勘違いしてしまうと、住宅ローンの返済に困る将来が待っています。

 

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ではどうすればいいのかというと、現在の支出と将来絶対にかかるお金(子供の教育費など)を書き出します。そして、余裕をもって住宅ローンの返済に充てられる金額を割り出しましょう。

 

この金額が5万円だとすると、「毎月5万円の返済額だと住宅ローンはいくら借りられる?」になり、その金額が注文住宅を建てる際の予算になります。

 

「私はいくらくらいの家を建てられるのだろう」ではなく、「私は◯◯円の住宅ローンが適切なので、◯◯円で家を建てます。」というように、考える順番に注意してみてくださいね。